映画『ザ・ファブル』 あらすじ 感想 まとめ
映画「ザ・ファブル」
◎映画「ザ・ファブル」は、南勝久による「週刊ヤングマガジン(講談社)」で連載された漫画を映画化した作品であり
・第41回講談社漫画賞一般部門受賞(2017年)。
・2022年4月時点でシリーズ累計部数は1600万部を突破している人気作品。
◎ファブルとは、都市伝説にもなっている「6秒で人を殺すことができる」という伝説の殺し屋!
◎そんなファブル=アキラは、ボスと「1年間人を殺さない」事を約束し、一般社会に溶け込んで生活していくが!?
映画「ザ・ファブル」の【あらすじ&映画感想】を紹介します!!
映画「ザ・ファブル」のあらすじ
どんな相手も6秒以内に殺す。「ファブル(寓話)」と呼ばれる謎の殺し屋。
裏社会で誰もが「伝説」と恐れる存在だった。
その存在があまりにも知れ渡り過ぎたことを危惧したボス(佐藤浩市)は、小さい頃から育て上げたファブルこと佐藤明(岡田准一)に「一年間、一般人として普通に暮らせ。」という指令を与える。
パートナーの佐藤洋子(木村文乃)と共に大阪で一年間、一般人として隠遁生活を送るように命じる。
一般人になった佐藤明と佐藤ヨウコは偽りの兄妹となり、二人は大阪に向かう。
大坂で二人を迎えたのは「真黒カンパニー」の海老原(安田顕)だった。
そこでは野心家の専務・砂川(が下克上を狙っていたり、血の気の多い海老原の弟分小島が出所してきたりと不穏な空気が流れていた。
殺しを封じ、「普通」を満喫し始めた矢先、ファブルの命を狙う裏社会の組織や、ファブルに助けを求める者たちが次々に現れ、事態は思わぬ方向へ急発進する。「絶対に殺してはいけない」指令のもと、絶体絶命のピンチを切り抜け平和に暮らしていけるのか。
映画「ザ・ファブル」の映画情報:キャスト
映画「ザ・ファブル」…、2019年6月21日公開。
《キャスト》
・佐藤明 / ファブル(岡田准一・南出凌嘉)
・清水岬(山本美月)
・フード(福士蒼汰)
・小島(柳楽優弥)
・砂川(向井理)
・コード(木村了)
・クロ(井之脇海)
・貝沼悦司(好井まさお)
・砂川の部下(加藤虎ノ介)
・松沢(粟島瑞丸)
・バーのマスター(六角精児)
・河合ユウキ(藤森慎吾/オリエンタルラジオ)
・ジャッカル富岡(宮川大輔)
・田高田(佐藤二朗)
・浜田(光石研)
・海老原(安田顕)
・ボス(佐藤浩市)
《スタッフ》
《原作》南勝久「ザ・ファブル」(講談社「ヤングマガジン」連載)
《監督》江口カン
《脚本》渡辺雄介
《音楽》グランドファンク
《主題歌》レディー・ガガ「ボーン・ディス・ウェイ」(ユニバーサル ミュージック)
《エグゼクティブ・プロデューサー》高橋敏弘、伊藤響
《企画・プロデュース》吉田繁暁、藤村直人
《プロデューサー》宇高武志、佐藤満
《ラインプロデューサー》毛利達也
《編集》和田剛
《監督補》西山太郎
《助監督》是安祐
映画「ザ・ファブル」の感想
①岡田准一さんのアクション必見です!!
佐藤明 / ファブル役の岡田准一さんは数種の武術・格闘技インストラクター資格を持つ方で、今までも数々のアクションを演じてきたと思います。
「6秒で殺す」という伝説のファブルは、ものすごいスピードで相手を倒していきます。
殺し屋のファブルを演じる時は、黒い「目出し帽」をするので岡田さんではなくスタントマン?と思っていました。
しかし。
劇中のアクションはほとんどスタントなしで岡田さんが演じているそうです!
監督曰く「撮影カメラマンが岡田さんのスピードについていけない時もあった」「岡田さんのアクションを早送りで撮っていると思われることが一番悔しい」と語っていたそうです。
そうなんです。スタントマンではなく岡田さん本人なんです。
殺陣師には「ボーン・アイデンティティー」などを手がけたアラン・フィグラルズさん
スタントコーディネーターには「るろうに剣心」「亜人」などを手がけた富田稔さんが参加しているので、納得のアクションでした!
②一番凄かった、桟橋での小島役:柳楽優弥さんを助けるアクション。
一番凄かったのは、桟橋でのアクションです!
アキラは海老原に小島の奪還を頼まれていました。
小島(柳楽優弥)が砂川(向井理)に捕まり廃工場で地上約10数メートルの高さの桟橋の先端に、椅子に座ったまま拘束されています。
争いの途中で小島が椅子と共に落下。
それに気が付いたアキラは、桟橋をものすごいスピードで駆け抜け、躊躇なくダイブ。そしてギリギリのところで小島を空中でキャッチする。
桟橋にワイヤーをかけて空中ブランコのようにスイングし、下の階の窓ガラスをぶち破り逃げ込んだ。
…という流れのアクション。
このシーンは原作にないオリジナルのシーンだそうです。
江口監督は「一番ヒヤヒヤしました」と語っており
小島を演じた柳楽さんも「撮影で本気で怖いと思ったのは久々です」と苦笑いしていたそうです。
ほとんどCGで安全なんだろ。と思っていたけれど、リアルだったんですね。凄い。
③主題歌がレディー・ガガ「ボーン・ディス・ウェイ」
プロデューサーを含む製作陣が
「岡田准一さんをはじめ、豪華な俳優陣に演じていただいた個性的すぎるキャラクター達を、まるごと包み込めるくらいのスケール感あるアーティストに主題歌をお願いしたい。」
「この曲の「あなたの人生はそのままで素晴らしい」という強いメッセージから、特殊な環境の中で必死に生きる主人公「ファブル=アキラ」をはじめ、様々な事情を抱えるすべてのキャラクターたちの人生を肯定してくれる内容になっており、映画の世界観とも合致する」という理由から楽曲の使用を熱望したらしいです。
粘り強い交渉のすえ、異例のコラボレーションが実現したとか。
この曲もファブルもカッコいいですね!
④小島役の柳楽優弥
演技が一番魅力的だったのが、真黒組の小島を演じた柳楽優弥さん。
砂川と対立し、風俗で儲けようと岬を狙い、脅迫まがいの事をする小島役でした。
トラブルメーカーで、時折ニヤニヤと笑う感じがヤバい。
サイテーだけれど、なぜか憎めない人間臭い感じがでている。
多くの殺し屋やヤクザがいる中、個性的で一番光っていたと思うのが彼の演技。
映画「浅草キッド(2021年:大泉洋・柳楽優弥)」でたけしさんの役を演じた柳楽さんも凄かった。
最後は残念な形で終わりを迎えてしまい、心が少し痛かったのは、柳楽さんが演じたキャラクターに愛着が湧いていたからなんだろうか。
⑤ジャカル富岡。
やられました。
最初は洋子と同じように「どこが面白いんだろ」と冷ややかな目でジャッカルを見ていた。
しかし、消臭スプレー「邪狩」のCMでやられました。
「これにはジャッカルもビックリ。トイレに人吹き、嫌な臭いを全て!」
と、ジャッカルは自分にスプレーをふきかけ
「わぁぁ」というと
「ポン」と自分も消える。
「なんで俺もやね~ん、なんで俺もやね~ん、」と叫ぶジャッカル。
後からジワジワきて「ぷっ!!!」と大笑いしてしまった。
それからは「なんで俺もやねーん」が頭の中から離れません。
またあのCM見たい笑。
映画「ザ・ファブル」の感想まとめ
金髪で関西弁。
最初みた時、沢尻エリカさんかと思った笑。
よく見ると木村文乃さんだったので「こんな役もするんだ」と驚き。
いつもはクールな役どころが多いから。
凄く似合ってました。
逆にこういう役の方があってるんじゃないかと思う。
◎映画の年齢制限は「G」指定ですが、なんせ殺し屋メインのストーリー。
バンバン殺され、血が吹き飛ぶシーンも多いです。
ヤクザや、風俗、盗撮…なんて出てきますので、お子様が見るのは注意が必要かなと思います。(私は子供に見せない。自分自身はみるけど笑)
しかし、アクションシーンが凄い、演技も凄い、笑いもあるので、大人で苦手じゃない方には是非見て欲しい作品。
この作品の次作として
「ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年:岡田准一)」も公開されています。
その作品も見ましたが、期待を裏切りませんでした。おススメです。