映画「暗殺教室」
◎映画「暗殺教室」は松井優征による漫画「暗殺教室」(週刊少年ジャンプ(集英社:2012年~2016年迄)を実写映画化した作品。
◎主演はHey! Say! JUMPの山田涼介
映画「暗殺教室」の【あらすじ&映画感想】を紹介します!!
映画「暗殺教室」のあらすじ
「月の7割が消滅」した事件から、月は三日月形になってしまう。
宇宙から「超生物」が日本に飛来してきたことにより、日本の防衛省は特殊部隊を送り込むが、全滅。
その超生物は、「来年3月には地球を破壊する」と言うと、ある条件を持ちかけます。
その条件とは「椚ヶ丘中学校の3年E組の担任になること」でした。
日本政府は「生徒に危害を与えないこと」という条件で、これを承諾する。
それと同時に、3年E組の生徒たちでこの超生物を「暗殺」させることなる。
「椚ヶ丘中学校」は、日本の中の中学校では超エリート校だった。
しかし、3年E組は落ちこぼれた者のクラスだった。
この中学校では「弱者がいるからこそ、強者は強者でいられる」という思想があり
落ちこぼれた生徒は皆、3年E組のクラス行き。
E組とは「End(おしまい)」という意味で、他のクラスの教室とは違い、
そして、新学期を迎えたある日、黄色いタコのような超生物がE組の担任教師として赴任。
副担任として赴任してきたのは、防衛省の烏間惟臣(椎名桔平)という人物。
その超生物は生徒に自己紹介をします。
「私が月を破壊した犯人です。」
「来年の3月には地球も破壊する予定です」と。
この超生物は最高速度マッハ20で移動し、月を破壊するほどの能力を持つ生物。
烏間は生徒たちに「国家機密」と前置きし、E組の生徒たちに事情を話し「この超生物を来年3月までに暗殺せよ」と命じました。
烏間は、この超生物だけに効力がある
「特殊生物用ナイフ」
「特殊生物用BB弾」
「エアガン」
などの武器をE組の生徒たちに支給します。
超生物の暗殺に成功すれば、その報酬は100億円。
生徒達はその金額にやる気を出し、烏間はど素人の生徒たちに暗殺方法を教えていく。
そこからは超生物を暗殺する為、3年E組は「暗殺教室」となりました。
毎朝の点呼と同時に生徒たちは一斉に、エアガンでその超生物を狙い撃ちします。
しかし、その超生物はその弾丸を悉くかわして、悠々と点呼を取り終わります。
毎日、隙あらば生徒たちはその超生物を暗殺しようとしました。
烏間も生徒たちに暗殺の手ほどきをします。
どんな手を使っても殺せない。
茅野カエデは「殺せないから“殺(ころ)せんせー”」と超生物に名前をつけました。
映画「暗殺教室」の映画情報:キャスト
映画「暗殺教室」2015年3月21日公開。
《キャスト》
・潮田 渚(山田涼介)
・殺せんせー(演・声 - 二宮和也)
・赤羽 業(菅田将暉)
・烏間 惟臣(椎名桔平)
・芽野カエデ(山本舞香)
・中村莉桜(竹富聖花)
・神有希子(優希美青)
・奥田 愛美(上原実矩)
・律/ 自律思考固定砲台(橋本環奈)
・堀部 糸成(加藤清史郎)
・イリーナ・イェラビッチ(知英)
・鷹岡明(高嶋政伸)
・片岡メグ(宮原華音)
・不破優月(武田玲奈)
・杉野友人(市川理矩)
・菅谷創介(小澤顧亜)
・速水凛香(田中日南乃)
・三村航輝(三河悠牙)
《スタッフ》
《監督》羽住英一郎
《脚本》金沢達也
《音楽》佐藤直紀
《製作》石原隆、渡辺直樹、藤島ジュリー景子、市川南、加太孝明
《プロデューサー》上原寿一、森井輝、片山怜子・古屋厚(卒業編)
《アソシエイトプロデューサー》小川英洋(第1作)
《ラインプロデューサー》古屋厚(第1作)、道上巧矢(卒業編)
《撮影》江崎朋生
《編集》松尾浩
《助監督》長野晋也
《主題歌》「殺せんせーションズ」(暗殺教室)…歌 - せんせーションズ
映画「暗殺教室」の感想
①暗殺だけど、暗殺じゃない
「暗殺」と聞くと、もっとダークなイメージで少年漫画とは程遠いタイトルだな。と思っていましたが、この作品を見れば全然イメージが変わります。
暗殺といっても、人間ではない。
ので、対先生用の武器は人間が当たっても殺傷能力はありません。
しかし、この教室で「落ちこぼれ生徒」と「先生」が戦い勉強し合う中で、大切な物が沢山芽生えていくのです。
殺せんせーは、なにより生徒の事を大切にしている先生。
「さぁ、ちゃんと攻撃してください。当たりませんよ」と言っている間に、ちゃんと勉強を教えたりしてくれる。
危険な人物からも生徒を守ってくれます。
何故そこまでするのか…?と疑問は残りますが次回のお楽しみです。
②「鷹岡」を演じた高嶋政伸さんが凄かった
高嶋政伸さん演じる「鷹岡」の狂い加減がよかった。
最初は良い先生として生徒と接する「鷹岡」。
生徒達にお菓子を配り
なんだか近所のとーちゃんみたい。と言われたところから始まる。
「ははは!遠慮せずに、とーちゃんと呼べ!!」
「俺たちは家族同然だ!」
と豪快に振舞い和気あいあいと話す。
しかし。
その後授業が始まると、鷹岡の支配が始まる。
何週も走り続ける女子生徒が
「もうついていけません」
「私の先生は烏間先生です!」と訴える。
すると鷹岡は怒りをあらわにして
「父ちゃんに口答えするなーー!!」
とその女子生徒は容赦なく殴られる。
あのサイコパスな鷹岡をよく演じきったと思います。
ちなみにここからは裏話。
鷹岡演じる高嶋さんが、渚演じる山田涼介くんの顔を踏みつけるシーンがありました。
そのシーンについて舞台挨拶では
「最初に…すいません!」と山田くんと会場の山田くんのファンに謝罪したそうです。
高嶋さんは「山田君の役者根性がすごかった!役者生命をかけて踏みつけました」と山田君を称賛したそうです笑。
山田くんも「全力で応えてくださって、良いシーンになったと思います。今だから言えるけど、結構痛かったですが…笑」と満足そうに語っていたとか。
本当に踏みつけていたんだ。
そうと考えたらめっちゃ痛そうに思えてきました。
「暗殺教室」はアニメもあります。
ほとんどアニメ版は見てないのですが、息子にこのアニメ版での「鷹岡のシーン」を何度も見せられました。
映画「暗殺教室」の感想まとめ
漫画やアニメを見ずに映画を見ました。
なのですんなり世界に入れたのかもしれません。
原作を見ている方は、少しイメージと違うと意見が分かれるようです。
ラストは地球が救われ、日本中「やったー!!」と喜んでいるが
生徒たちは涙ぐむシーン。
そして、殺せんせーが生きていて政府はがっかりするけれど、生徒たちは喜びの笑顔になるシーンが一番好きです!