arigatom’s diary

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映画感想『恋妻家宮本』 あらすじ 感想 まとめ

映画『恋妻家宮本

◎2017年1月28日公開された作品

重松清さんの小説「ファミレス」を原作に、

 湯川さんが大胆にアレンジを加えたホームドラマ

◎主演は阿部寛

 

 

・今回の阿部寛さんは、家族の父親として、夫として、先生として
    悩める主人公として登場!
 優柔不断で、気弱そうな雰囲気の先生です。
 主人公の妻役は、天海祐希さん。とってもお似合いの夫婦でした。
 子供が巣立った時、その後夫婦はどうなるのか…?をコミカルに描いてます

   

 

 

 

映画『恋妻家宮本』の【あらすじ&映画感想】を紹介します!!

 

 

 

映画『恋妻家宮本』のあらすじ

子供が独り立ちした中学教師の宮本陽平(阿部寛)と妻・美代子(天海祐希)は、25年ぶりに訪れた夫婦二人きりの生活に困惑してしまう。

ある夜、妻側の記入欄がきっちり記載された離婚届を見つけた陽平は激しく動揺するが、美代子に意図を聞き出すこともできず悶々とした日々を過ごす。

 

混乱しながらも陽平は、料理教室の仲間や教え子と関わる中で家族の在り方を見つめ直し……。

引用:映画「yahoo映画」より:

https://movies.yahoo.co.jp/movie/357030/

 

 

 www.youtube.com

 

 

 

 

映画『恋妻家宮本』の映画情報:キャスト

映画『恋妻家宮本』/2017年1月28日公開

 

《キャスト》

・宮本陽平(阿部寛工藤阿須加

・宮本美代子(天海祐希早見あかり

・五十嵐真珠(菅野美穂

・門倉すみれ(相武紗季

・井上尚美(奥貫薫

・五十嵐幸次(佐藤二朗

・井上礼子(富司純子

・宮本正(入江甚儀

・宮本優美(佐津川愛美

井上克也浦上晟周

・菊池原明美紺野彩夏

・井上エミ(豊嶋花)

・陽平の母(渡辺真起子

・陽平の父(関戸将志)

・時森(柳ゆり菜)

 

《スタッフ》

【原作】重松清『ファミレス』

【監督・脚本】遊川和彦

【製作】中村理一郎、市川南

【プロデューサー】福山亮一、三木和史

【共同プロデューサー】上田太地

【劇中歌】吉田拓郎

【音楽】平井真美子

【編集】村上雅樹

【助監督】菅原丈雄

【ラインプロデューサー】本島章雄

 

 

 

映画『恋妻家宮本』の感想

性格は真逆の夫婦!!

阿部寛さんというと、男らしく、豪快なイメージですが(私は)

今回の役どころは、先生でありながらも、気弱で優柔不断。

ドラゴン桜(2005・2021)」でも、先生役をしていいましたが、

真逆の先生でした笑

 

一方、妻役の天海祐希さん。

しっかりものでサバサバしている感じです。

まさに天海祐希さんにピッタリですね。

 

このなんとなく正反対の性格が、ちょうどバランスがとれているような気がしました。

 

男らしくサバサバしていて豪快な夫の阿部寛さんも見て見たいけれど

そうなってしまうと、妻の天海祐希さんとは、夫婦ではなく

職場の同僚関係になってしまいそう(かなりランクが上の…)

弁護士とか、政治関係とか。

ちょっとお堅い仕事が似合いそうですね。

でも、ここは刑事ものにして、阿部さんには型破りな刑事をお願いしたい笑。

と、この映画と関係なく妄想が広がりますね。

 

 

②子供が巣立った時、どうするのかを考えさせられる

この映画は、子供が巣立ってしまったところから始まります。

今まで、子供中心で生活してきたのに、その子供がいなくなったら…?

考えただけで、心にぽかんと穴が開いたようになりそうです。

俗に言う「鳥の巣症候群」これに絶対なると思います、私は…( ;∀;)

 

しかし、その後の夫婦っていったいどうすればいいんだろう?

と考えさせられます。

 

子供が登場してからは、子供の食事、子供の生活に気を配ってずーーーっと生きてきたわけですから(特に母親)、突然それがなくなったら、どうすればいいか分からない。

子供が生まれる前は、どんな生活を送ってきたんだっけ?

なんて考えますが、パッとしません。

とくに、休日なんて夫婦でどこ行っていたのだろう…。

旅行も結構行って気がするけれども、それ以外は?

その時は子供がいなかったから、平日は残業もしこたましていた気がする…。

そう考えると、きっと今の生活は、何もかも変えてきたのだろうと思います。

しかし、前の生活がリアルに思い出せないくらい、子供のいる生活が濃すぎます。

 

そう思いながら、この映画を見ると、こんなふうになるのかな~

なんてぼんやり考えてしまいます。

 

③夫婦以外のストーリーも面白かったです

夫婦関係以外に、主人公の職場のストーリーも出てきます。

陽平は先生なので、担当しているクラスの子供たちとのストーリーがありますが

この話も、心に残り、とても好きなお話でした。

 

クラスに凄く明るいムードメーカーで「ドン」とあだ名がついている男の子がいます。

しかし、明るい性格とは裏腹に、ドンの家庭は荒れていました。

そこでクラスメートの女子メイミー(あだ名)が、陽平に「このままでいいの?」と、ドンのことを心配して、陽平に訴えかけます。

 

ドンの母親は、彼氏とドライブ中に事故に合い、入院。

ドンの祖母は、

「子供をほったらかしにして、何をしているのか!」と激怒。

「あんな母親の見舞いに行くな!」と祖母は、ドンの前でいつも悪口をいいまくっていました。

しかし、そんな母親でもドンは、母親が大好きだったんですね。

祖母の作った料理は食べたくないとハンストしていました。

そのうちに、ドンは倒れてしまい、心配した陽平が理由を聞くと妹もハンストして、ご飯を食べていないらしい。

そこで陽平は、ドンに簡単にできるレシピを教えてあげます。

 

ここから、色々とストーリーがあるのですが…。

 

最後にドンの祖母へ陽平が言ったセリフが染みました。

「確かにおばあさんが言うように、正しい事も、とても大切なことです。

だが、優しくない。

正しい事も大切だが、優しさの方が大事では?

 

「戦争は、正しさがぶつかるけど、優しさはぶつからない。

2つの優しさがぶつかったら、もっと大きな優しさになる。」

確かに!!

凄く刺さったセリフでした。

 

 

映画『恋妻家宮本』の感想まとめ

エンディングで流れた曲は、吉田拓郎さんが作った曲です。

 

ファミレスに場面が映り、陽平が座っている。

そして伴奏が終わると、

 

いきなり陽平が

「私は今日まで生きてみました♪」

と、歌いだした!

 

「お前が歌うんかいっ!笑」

とツッコんでしまった笑

 

吉田拓郎さんは歌わないのか?と思っていたら

他の出演者たちも次々歌いだして、

最後は、ミュージカル調になっていました。

 

ビックリしました。

この映画を見る人はぜひ、ここまで見て欲しいと思います。

私は最初は笑ってしまいましたが

ストーリーを振り返ってみると

ファミレスでの思い出として

次々と登場人物が歌いだすんだろうなと思いました。

 

よくよく考えれば、

この映画の原作タイトルは「ファミレス」

そういう事だったのか…と。

 

この映画はコメディ要素もたっぷりで、暖かい映画でした。

最後はハッピーエンド。

そして、ミュージカル笑。

おススメです笑。