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映画『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』 あらすじ 感想 まとめ

映画「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜

◎『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』は、

 2014年に『麒麟の舌を持つ男』のタイトルで幻冬舎より刊行し、

 2016年に文庫化された際、改題された田中経一の小説を映画化した作品。

◎2017年11月3日公開

◎主演:二宮和也

 

 

映画「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜」の【あらすじ&映画感想】を紹介します!!

 

 

映画「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜」のあらすじ

「一度食べた味を再現できる」

そんな絶対味覚を持つ調理人:佐々木充(二宮和也

 

充はその能力で

「人生で最後に食べたい料理」を望むお客さんの元へ出張し

百万単位という高額な報酬で料理を作っていた。

 

充は幼い頃両親を亡くし

児童養護施設の「すずらん園」で育つ。

 

現在、「すずらん園」の園長である鈴木太一(大地康雄)が亡くなったという連絡が

充の幼馴染:柳澤健綾野剛から入る。

 

しかし充は健に「仕事がいそがしから」と葬儀参列を拒否

 

かつて、充と健は一緒に店を出していたが

「充は味の妥協を一切許さない」という厳しさがあったことから

従業員も次々に辞めていき、顧客の足も遠のいていった。

その結果、店は潰れてしまい、充は数千万の借金を抱える身となった。

 

現在は「最後の料理」で返済する為に各地を回っていた。

その時に出会った、楊晴明(笈田ヨシ)から依頼がある。

満州国で日本人の料理人の山形直太朗(西島秀俊が考案したという

伝説のフルコース『大日本帝国食菜全席』を再現して欲しいと頼まれる。

 

レシピは手元にない為、レシピの手がかりを探し、山形直太朗やレシピの事を知っている人物を辿っていき、レシピを探して欲しいと依頼される。

手付金は300万。

成功すれば5,000万。

そんな破格値の報酬金額に「胡散臭い依頼だ」と思いながらも、充は依頼を受ける。

 

www.youtube.com

 

映画「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜」の映画情報:キャスト

映画「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜」/2017年11月3日公開

 

《キャスト》

・佐々木充 (二宮和也、高野景大、 吉澤太陽)

柳澤健綾野剛、小野寺晃良)

・山形直太朗(西島秀俊

・山形千鶴(宮崎あおい

・鎌田正太郎(西畑大吾伊川東吾

・楊晴明(兼松若人、笈田ヨシ

・三宅太蔵(竹野内豊

・鈴木太一(大地康雄、佐藤結良)

・ダビッド・グーデンバーグ(ボブ・ワーリー)

・山形幸(庄野凛、広澤草

・吉田加奈(菜葉菜山本花織

・辰巳静江(青山眉子)

・劉泰星(張天翔)

《スタッフ》

《監督》滝田洋二郎

《企画》秋元康

《原作》田中経一

《脚本》 林民夫

《音楽》菅野祐悟

《製作総指揮》早河洋

《製作》亀山慶二、藤島ジュリーK.、吉崎圭一、市川南、見城徹、秋元伸介、木下直哉、沖中進

浅井賢二、二木清彦、樋泉実、荒波修

《エグゼクティブプロデューサー》西新

《コーエグゼクティブプロデューサー》佐々木基、阿比留一彦、上田太地

《チーフプロデューサー》林雄一郎

《プロデューサー》八木征志、高野歩、若林雄介

《撮影監督》浜田毅

《撮影》大嶋良教

《照明》長田達也

《編集》李英美

《助監督》足立公良

《ラインプロデューサー》山下秀治、田口雄介

《料理監修》服部幸應


 

映画「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜」の感想

①意外な展開に驚いた映画

最初の展開は、主人公が「一度食べた味を再現できる」と言う能力

で、お客さんに感動を与える物語だと思っていました。

…しかし、ストーリが進むと違う方向に。

楊晴明という人物が出てきてからは、レシピが誕生した話が多くなります。

話は1930年代に遡り、充がレシピの足取りを辿る度に、山形の物語になるので、主人公は山形なの??と思うほど、山形の物語が多い映画でした。

 

そして、過去の話の時代背景として「満州事変」が登場しており

山形に不幸な展開が続いていきます。

山形の料理に対する姿勢。

今まで一緒にレシピを作ってきた仲間達の思い。

そして、妻の夫とレシピへの思いを知ったら

泣ける。

充はレシピの謎を解いていくうちに、真実に気が付いていきます。

最後に幼馴染の健を訪ねた時に、色んな繋がりがあり

凄く感動しました。

 

 

②山形のモデルは本当にいるのか?

満州事変」があったので、実話なのかなと思いましたが

違うようです。

しかし山形のモデルはいます。

大正から昭和にかけて天皇陛下の食事を作っていた、実在の人物:秋山徳蔵さんがモデルらしい。

 

秋山徳蔵さんが、主人公となった作品は多数あるらしいです。

ドラマ「天皇の料理番(2015年:佐藤健)」を見たことがありますが、これも面白かった記憶があります。

 

映画「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜」の感想まとめ

面白かったです。

最初はかたっ苦しい映画なのか?と思い見始めましたが

いい意味で裏切られた映画でした。

ラストで二宮和也さんがアップで映る顔。

これが、凄く良い表情で終わるんです。

泣けました。

いい映画です。