映画「テルマエ・ロマエ」
◎2008年2月号~2013年4月号まで、コミックビーム(エンターブレイン)にて連載されたヤマザキマリによる漫画を映画化した作品。
〇主演は阿部寛。
映画「テルマエ・ロマエ」の【あらすじ&映画感想】を紹介します!!
映画「テルマエ・ロマエ」のあらすじ
古代ローマの浴場設計技師:ルシウス・モデストゥス(阿部寛)は、
師匠に「おまえの考案するテルマエ(浴場)は古すぎる」と言われ悩んでいた。
ルシウスがローマの公衆浴場で入浴していたが、突然「21世紀の日本の銭湯」へタイムスリップしてしまう。
ルシウスはまさか自分がタイムスリップしたとは思っておらず、21世紀の日本の銭湯を「奴隷の大衆浴場」で、日本人を奴隷だと思い込む。
ルシウスはその銭湯を体験すると「奴隷のくせに、なんて高度な技術をもっているんだ!!」と、ルシウスの時代では見たこともない工夫や構造に感動。
その後、またルシウスはタイムスリップし古代ローマへ戻ると、日本の銭湯で見た技術を真似し、新たな浴場を建造する。
その後、何度もタイムスリップし、新たなヒントを得て、今までにない浴場を自分の時代で作るたびに、成功し名声を上げていったが…。
映画「テルマエ・ロマエ」の映画情報:キャスト
映画「テルマエ・ロマエ」/2012年4月28日公開。
《キャスト》
・ルシウス(阿部寛)
・山越真実(上戸彩)
・ケイオニウス(北村一輝)
・アントニヌス(宍戸開)
・マルクス(勝矢)
・館野(竹内力)
・山越修造(笹野高史)
・山越由美(キムラ緑子)
・岸本(外波山文明)
・名倉(飯沼慧)
《スタッフ》
《原作》 ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ』(エンターブレイン刊)
《プロデューサー》稲葉直人、菊地美世志
《監督》武内英樹
《脚本》武藤将吾
《音楽》住友紀人
《撮影》川越一成
《美術》原田満生
《編集》松尾浩
《助監督》野尻克己
映画「テルマエ・ロマエ」の感想
①古代ローマ人の役は、外人と濃い顔の日本人
この映画でちょっと笑ってしまったのは、この映画の主となるローマ人は、ほぼエキストラであろう沢山の外人。
しかし、古代ローマ人の主人公や主要メンバーは、濃い顔の俳優陣が選ばれている。
主人公に阿部寛さん。
三人共濃い顔の俳優さんばかりで妙に納得してしまう笑。
さらに、大勢の外人エキストラさんの中にいても凄く馴染んでいるのが、なんともいえない笑。
もっと笑ってしまうのが、これだけの外人エキストラさんがいるのに、喋る言葉はラテン語等ではなく、わざわざ全て日本語に吹き替えられています笑。
②ルシウスの言動が面白い
ルシウスがタイムスリップする場所には、現代の日本人が度々出てきます。
ルシウスは日本人を「平たい顔族」と呼び、ルシウスが「平たい顔族」をたまに舐めた目で見ている笑。
「この種族が、こんな近代的なものを作り上げるとは!」と言うルシウス。
褒めているのか、けなしているのか。
勿論、日本人にはルシウスは何を言っているか分かりませんが。
このルシウスの言動が面白いです!
ルシウスがいつも現代の技術をみて、「そうか!奴隷が中で頑張っているのだな!」と感違いするシーンが好き。
「奴隷も中々やるな」とドヤ顔でニヤリと笑う。
その他にもバナナを必死で持ち帰ろうとする姿や、腐った日本酒を間違って飲まされ「こいつ、毒を盛りやがった!」と倒れるルシウスなど、現代日本にルシウスが来てどんな反応をするのか毎回楽しい映画でした。
③ヒロインの上戸彩さんは努力家だった
「平たい顔族」のヒロインを演じるのが上戸彩さん。
今回の役は、喋る言葉が豊富でした。
標準語、方言、ラテン語までも喋る事になり、役者だなと思いました。
上戸彩さん演じる真実は、考え方もライトな感覚な現代的な役柄に対し、阿部寛さん演じるルシウスは、服も顔も言動も熱くて古臭い。
二人とも対照的で、掛け合いなどが面白かったです。
映画「テルマエ・ロマエ」の感想まとめ
阿部寛さんはローマ人に見えるように、顔意外にも?肉体改造をするのに専念していたらしいです。
パンツ一丁で消火器を抱えながらスクワットしていたそうです。
さらに伊豆温泉の中の洞窟風呂では、マネージャーを肩車してスクワットしていたという。凄い
阿部寛さんが「体が細くて、ケンシロウ(北斗の拳)に見えないな」と言うと、ホテルにこもり3.4時間筋トレ。
出てきたときは、違う体になっていたとか。
スゴいエピソード…!!
北斗の拳といえば、阿部寛は映画「真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章」で、ケンシロウの声優として出演していたことがありましたね~。
そして、この映画は温泉が沢山出てきます。
出てくるたびに、温泉につかってゆっくりしたいな~と思う。
癒しと笑いが沢山ある映画でした。
家族で見ても笑えると思います!!