arigatom’s diary

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映画『火花』 あらすじ 感想 まとめ

映画「火花

お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹による

  第153回芥川賞受賞作品の「火花」を映画化した作品。

主演:菅田将暉桐谷健太

 

映画「火花」の【あらすじ&映画感想】を紹介します!!

 

 

映画「火花」のあらすじ

◇2002年◇

漫才コンビスパークス」の徳永(菅田将暉と、相方の山下(川谷修士は、熱海花火大会の営業で漫才をしていた。

二人は売れない漫才コンビという事もあり、客は「スパークス」には無関心で漫才を聞かず通り過ぎる人ばかりだった。

漫才の途中で、ガラの悪い連中が集まってきて「スパークス」をからかう。

スパークスはやもえず舞台を降りてしまう。

スパークス」の漫才の後には「あほんだら」という漫才コンビが舞台に上がります。

「あほんだら」の神谷(桐谷健太は、徳永に「かたきとったる」と言い舞台へあがる。

神谷は罵声を浴びせてきたガラの悪い連中を1人ずつ指差し

「お前は地獄行き」

「地獄、地獄、地獄」と言い放った。

それを見かねた主催者に止められ、クビにされてしまう。

その後、「スパークス」の徳永と「あほんだら」の神谷は2人で飲みに行くことになる。

神谷にお笑いの魅力を感じた徳永は、「弟子にして下さい」とお願いする。

そんな徳永に神谷は「俺の伝記を書くなら弟子にしてやる」と条件を出し、受け入れる事になった。

徳永は東京に住んでいるが、神谷は大阪を拠点に活動していたので、電話越しに神谷から聞いた話を「伝記」としてノートに綴るようになっていた。

 

◇そして2年後◇

 

大阪での活動に限界を感じた神谷。

東京に拠点を移す為、上京し徳永と再開した。

神谷は真樹(木村文乃)という女性のアパートに居候していました。

徳永は神谷にお笑いの悩みを相談すると、アドバイスを貰ったり、ご飯を奢ってもらったりする毎日が続いていた。

そのうちに「スパークス」は相方と地道に練習をしてきた甲斐があり、バラエティー番組に出演することが多くなってた。

漫才コンビとしての知名度を上げていきました。

一方、徳永の師匠である神谷は、売れない日々か続き、借金まみれになっていた。

真樹の働いたお金で生活していたが、真樹に新しい男ができたので家を出て行くことになった。

その後、神谷を見かける事が無くなった徳永だった。

 

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映画「火花」の映画情報:キャスト

映画「火花」/2017年11月23日公開

《キャスト》

・徳永(菅田将暉

・神谷(桐谷健太

・真樹(木村文乃

・山下(川谷修士/2丁拳銃

・大林(三浦誠己)

・鹿谷(加藤諒

・真樹の新しい男(高橋努

・オーディション審査員(日野陽仁

・オーディション審査員(山崎樹範

 

《スタッフ》

《原作》又吉直樹「火花」(文春文庫刊)

《監督》板尾創路

《脚本》板尾創路豊田利晃

《製作》岡本昭彦、市川南

《共同製作》吉崎圭一、弓矢政法、松井清人、宮崎伸夫、髙橋誠、吉川英作、荒波修

《エグゼクティブ・プロデューサー》藤原寛、上田太地

《企画・プロデュース》片岡秀介、臼井央

《チーフプロデューサー》古賀俊輔

《プロデューサー》鳥澤晋、西野智也

《アソシエイトプロデューサー》谷垣和歌子、高田奈々子

《キャスティング》星久美子

《協力プロデューサー》楠本直樹

《音楽プロデューサー》田井モトヨシ

《制作管理》橋本淳司

《ポスプロプロデューサー》篠田学

《撮影》福本淳

《編集》今井剛

《音楽》石塚徹

《主題歌》菅田将暉桐谷健太浅草キッド

《音響効果》柴崎憲治

VFXスーパーバイザー》進威志

《監督補》増本庄一郎

《助監督》猪腰弘之

《ラインプロデューサー》武石宏登

 

映画「 火花」の感想

①笑えたが、切ない終わり方だった。

「売れないお笑い芸人」が成功する為に、努力する姿を描いています。

このままでいいのか?と、悩んだりしている最中に出会ったのが神谷でした。

徳永にとって、神谷はとても頼れる存在。

ある時、徳永は相方と練習している時、不満が爆発し喧嘩になった。

「頭冷やしてくるわ」

と、徳永は神谷にこっそり相方の事を相談する。

そんな徳永にさりげなく、そっと背中を押してくれる存在でした。

しかし、最終的に神谷はそのまま落ちぶれていってしまい、弟子である徳永が売れてしまう。

神谷は徳永に「人のまねは絶対しない」と言っていたはずだった。

久しぶりに徳永は神谷に会うと、徳永の髪形やファッションをそっくりそのまま真似て登場する場面は凄く痛々しかった。

自分が憧れていた神谷が、落ちぶれた姿になっていた事が耐えられず、徳永は神谷に喝を入れる。

愛があるからこそ、弟子という立場でも喝を入れたんだと思う。

ここでの「弟子が師匠を超える」というエピソードは

ビートたけしさん「浅草キッド:2021年(大泉洋柳楽優弥)」に似てるなと思いました。

arigatom.hatenablog.com

さらにこの映画の中で出てきた

「笑われるんじゃない笑わせろ。」

は、ビートたけしさんの師匠:深見千三郎さんの有名な言葉でした。

この映画の主題歌も、ビートたけしさんの曲「浅草キッド」でした。

菅田将暉さんと、桐谷健太さんが歌ってます。

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②「浅草キッド」も思い出すが「コントが始まる」も思い出す映画だった

この映画は、成功を夢見て努力し続けた芸人たちのストーリーです。

成功すれば、今までの努力した時間は報われますが、そうではない時は、ただ残酷に時が過ぎて行ってしまっただけ。

これ以上やってもダメと諦めるか、諦めずに今まで以上に努力して続けていくか。

お笑い芸人だけではなく、生きていれば人生の中でだれもがぶち当たるのではないだろうかと思ってしまいます。

菅田将暉さん主演のドラマ「コントが始まる(2021年:菅田将暉)」と似てるなと思いました。

このドラマはコンビではなく、トリオでした。

マクベス」という、高校からお笑いをやっている3人組が、28歳という年齢の壁にぶち当たり「解散するか」「続けるか」を悩み続けますが、結局切ない終わり方になりました。

arigatom.hatenablog.com

 

木村文乃さんが

彼女は、映画「ファブル(2019年・2021年:岡田准一)」

主人公:ファブルの相棒である金髪の洋子を演じた時に「こんな役もできるんだ」と驚きましたが、今回も驚いたのは言うまでもない。

arigatom.hatenablog.com

 

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今回は、神谷が彼女のヒモで、風俗で働いている設定でした。

しかも、なんか可愛いんですよね。

真面目でクールな役よりも。

彼女は茶髪の方が可愛いと実感しました。

 

映画「火花」の感想まとめ

菅田将暉さんは、どんな演技でもできますね。

今回はちょっと体張っていた?場面もあったので、凄いなと思いました。

桐谷健太さんとのコンビも相性がよさそうな感じで面白かった。

神谷はいい先輩だな。と思って見ていたんですが、結局金にも女にもだらしない。

でも、根っこはイイ人なので、どこか憎めないキャラクター。

漫才が題材になった映画などは、笑いと裏腹にラストは切なくなるのが多い気がします。(今まで見た作品がそんなラストばかりだからなのか?)

今度は成功してハッピーエンドで終わる、お笑いの物語を見たいです。