ドラマ「マイファミリー」
◎ドラマ「マイファミリー」は、2022年4月10日から放送されたテレビドラマ。
◎「山田太郎ものがたり(2007年)」から15年ぶりに二宮和也と多部未華子が夫婦役で共演!
◎二人に襲いかかる、前代未聞の「完全誘拐」!!
◎主演は二宮和也。
ドラマ「マイファミリー」の【あらすじ&ドラマ感想】を紹介します!!
ドラマ「マイファミリー」のあらすじ
鳴沢温人(二宮和也)は「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」のCEOを務め、妻の未知留(多部未華子)と娘の友果(大島美優)と3人で湘南に暮らしている。
温人と未知留は家庭円満を世間にアピールしていたが、本当は冷めきっていた。
ある日「娘の友果と連絡がとれない」と未知留から連絡がある。
その後、見知らぬ人物から「不在着信」で温人に電話がかかって来た。
「友果さんを誘拐しました。」
犯人は温人へ友果を返してほしければ条件に従えと言う。
「警察に知らせない」
「身代金5億円を用意する」
「さもないと友果さんを殺します」
パニックになった温人は、すぐに警察に連絡してしまい、捜査一課長の吉乃栄太郎(富澤たけし)が指揮を執り、葛城圭史(玉木宏)たちが鳴沢家へやってきた。
問題は「身代金の5億」を用意できるか。
その頃、温人のビジネスパートナー・立脇香菜子(高橋メアリージュン)は、メインバンクからの融資停止という緊急事態を温人に連絡してきた。
NEXホールディングスの阿久津晃(松本幸四郎)は資金提供の用意はあるが、会社の株式10%買い取るのが条件とのこと。
自力で5億円を用意するのもかなり厳しい状況だった。
2億は温人自身でなんとかかき集めるも、残り3億が足りない。
そこで未知留は大学時代の友人・三輪(賀来賢人)と東堂(濱田岳)に「全員集合」と連絡。
未知留は二人に理由を言わずにお金を貸してほしいと頼む。
それを見た温人は「帰ってくれ」と2人を追い返してしまう。
ドラマ「 マイファミリー」のドラマ情報:キャスト
ドラマ「 マイファミリー」2022年4月10日~6月12日迄
TBS系列「日曜劇場」枠で放送。
《キャスト》
・鳴沢温人(二宮和也)…「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」の最高経営責任者。
業界内では「時代の寵児」と謳われている。
仕事人間で家に帰らない日も多く、友果の好み・身辺状況などは知らない。
・鳴沢未知留(多部未華子)…温人の妻で専業主婦。
Instagramでは料理・家族の写真を上げて「円満な家庭」を装う。
温人とはほぼ別居状態。
友果の誘拐事件からは少しずつ関係が改善。
・鳴沢友果(大島美優、泉谷星奈、川田玲那)…鳴沢夫婦の一人娘。
鎌倉南小学校6年生→横浜清風女子大学附属中学校1年生。
塾に一人で向かう途中に誘拐される。
・三輪碧(賀来賢人)…弁護士。
大学時代の鳴沢夫妻の親友。
未知留とは半年間交際していた。
妻だった沙月とは3年前に離婚し会っていない。
娘の優月とは月に1回だけ会っている。
・東堂樹生(濱田岳)…元刑事。
大学時代の鳴沢夫妻の親友。
警備会社で働いていたが、「東堂リサーチサービス」を立ち上げる。
・立脇香菜子(高橋メアリージュン)…「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」の最高執行責任者。
温人のビジネスパートナー。
温人と共に会社を一から立ち上げたため、会社への想いは人一倍強い。
・鈴間亜矢(藤間爽子)
・吉乃栄太郎(富澤たけし)
・葛城圭史(玉木宏)
・梅木司(那須雄登)
・鷲尾千草(山田キヌヲ)
・日下部七彦(迫田孝也)
・五嶋照男(井上肇)
・捕捉班隊長(中村祐志)
・阿久津晃(松本幸四郎)
・阿久津絵里(森脇英理子)
・阿久津実咲(凛美:長谷川晏)
・牧村正文(大友康平)
・鳴沢麻由美(神野三鈴)
・三輪沙月(蓮佛美沙子)
・三輪優月(山崎莉里那)
・東堂亜希(珠城りょう)
・東堂心春(野澤しおり)
《スタッフ》
《脚本》黒岩勉
《主題歌》Uru「それを愛と呼ぶなら」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
《音楽》大間々昂
《協力》Disney+
《警察監修》久保正行(チーム五社)
《法律監修》國松崇(東京リベルテ法律事務所)
《医療監修》布施友里恵(ユーエムエス)
《プロデューサー》飯田和孝、渡辺良介(大映テレビ)
《スーパーバイジングプロデューサー》那須田淳
《協力プロデューサー》大形美佑葵
ドラマ「マイファミリー」の感想
①ストーリーに意外性があって飽きない
最初は二宮和也が演じる主人公、鳴沢温人の娘・友果が誘拐されます。
犯人は声を機械音声で変換し、海外サーバーを経由し連絡をとってくるので、警察も犯人を特定できない。
温人は「警察に知らせない」という条件に従わず、警察に知らせてしまいます。
しかし、犯人はなぜか温人の家に警察がいる事を分かっている。
「警察に知らせましたね」
と犯人から連絡が入る。
怖い。何処から見てるんだろう?
犯人は何者で、なぜ温人たちの行動が筒抜けなのか。
盗撮カメラ?それとも温人の周りにいる誰かが犯人と繋がっている---??
全ての人が怪しくみえてくる。
このままのストーリーで最終回まで突っ走るのかな。
そう思っていた。
しかし2話で、夫婦で協力しやっと友果が助かる。
温人の家庭はこの事件から、家族の絆が深くなった。
ゲームの売れ行きも好調で、妻の未知留は2人目の子供を妊娠。
友果は事件での「心の傷」をケアをしながら学校に通うが、幸せそうだった。
「え!?もうこれで終わり?」
「第二話で完結?」
「まさか、ここから違う話が始まるんじゃないだろうな…」
少しドラマのストーリーが中途半端に面白くなくなるのではと心配した。
が…、終わったわけではなく
ここからがスタートだった。
不在着信で着信音がなる。
「優月さんを誘拐しました」
なんと次は、温人の友人の三輪の娘:優月が誘拐!
前回と同じ機械音。やり口もまるで一緒。
温人は驚いた。
頼る三輪を放ってはおけない温人。
しかし未知留は妊婦なので関わらせたくない。
仕方なく未知留には何も言わず、三輪に協力することになるが、周りからは疑惑の目が…。
そんな話が二転も三転もし、最後までずっと続きます。
一番温人が皆の為に頑張っているのに、犯人扱いされる時もあり凄く痛々しかった。
でも、それだけじゃなく反撃もあるのでお楽しみに。
②犯人が誰なのか。誰もが怪しく見えてくる。
このドラマは、全ての登場人物が「怪しい」と思った番組でした。
温人の家族、友人、会社、阿久津一家、刑事さん達、もしかして子供達が!?と思った事もありました。
主人公の温人自身が犯人?と思ったりすることもあったほど、皆怪か見える展開になる事が多いです。
視聴者が、そう思うように作りこまれているような気がする。
友果が誘拐されたとき、刑事の葛城刑事(玉木宏)がウザく感じていた笑。
犯人から警察を排除するように言われ、追い払う温人達を邪魔しているような気がして。
葛城刑事は、手段を選ばず強引な性格で、しかも時折怖い顔になる。
「本当はこいつが犯人なんじゃないか」と思った笑。
この時、ドラマ「極主夫道(2020年:玉木宏)」も見ていたので
葛城の怖い顔を見るたびに
龍が「なんやて!?(ちゃららら~♪バック音)」と言っているシーンを思い出しニヤリと笑ってしまうこともあった。
③ラストは一人だけ可哀そうだった。
この人物の事を書くと、最後の方のネタバレになっちゃうので名前は言えませんが。最後は事件が解決して、皆幸せになったかのようにみえましが、幸せとはいえなかった人が一人。
でも、真実を知り、幸せになるために一歩進めたと思えばそれまでなのですが…。
一人だけ辛い真実だけが残り、いたたまれなかった。
④犯人からの着信音
犯人からかかってくる電話の着信音。
いつも同じ音なんですが、鳴ると恐怖。
私だったら、誘拐事件が終わった後は削除しますけどね笑。
でも温人の着信音は事件から1年経ってもなお、この着信音だった笑。
子供を誘拐された、人達も同じ着信音だった。
なんで笑?
皆お揃いって。
ドラマの中ではこの着信音が流行っているのか笑。
視聴者さんの間でも、この着信音が話題となり
「着信音怖かった」
「この着信音を聞くと鳥肌が立つ」
「ドラマの視聴者が着信音恐怖症になっている」
など書き込まれたらしいです。
しかし逆に
「着信音欲しくなった」
「ダウンロードしようと思っている」
「主役ってあの着信音だよね?」
とハマってしまった人もいるらしい笑。
夜中にこの着信音が鳴ったらマジで恐怖だと思うんだけどな~(しかも不在着信だったら)
ちなみに、この着信音はドラマオリジナルで作られたため、iPhoneやAndroidの基本設定には入っていないらしいです。
しかし、この着信音を譜面に起こして再現している人もいました。
⑤犯人の声「お風呂が沸きました」
物語上は「機械音声」という設定ですが
実際は声優の「一龍斎貞弥」さんが演じているらしいです。
彼女は給湯器から流れる「お風呂が沸きました」という声をやられています。
「Siriみたいな機械音声も試したらしいのですが、あまり不気味さを感じなかった」
そこから声優さんにお願いした方がいいという考えになったそうです。
一龍斎さんには毎週収録に参加してもらったとか。
「声を聞いた人をどうやってドキッとさせるか」という部分は、一龍斎さんと共にスタッフが考え、演出側と間やイントネーションなどを工夫して貰い、あの声になったらしいです。
「お風呂が沸きました」
私も冬になると毎日聞く声です。
ドラマ「マイファミリー」感想まとめ
「完全誘拐」
このキーワードでストーリーが進みます。
自分の娘を誘拐された温人だからこそ、誘拐された家族の気持ちが分かると、犯人と取引する温人。
なぜ主人公がここまでやらなくてはならないのか?
だんだん可哀そうになってきます。
そんな話の中でも感動するのは「家族の絆」。
当たり前と感じていた生活が「幸せ」「大切」「かけがえのないもの」。
親は子供の為だったらなんでもする。
子供の成長を見届けたい。
そんなメッセージが込められたドラマです。
この時に放送されていたドラマ(サスペンス系)の中では一番面白かったと思います。