映画「ガリレオ 真夏の方程式」
◎2003年から文芸誌『オール讀物』に連載された東野圭吾の推理小説
ガリレオシリーズ第6弾、シリーズ3作目を映画化した作品。
◎主演:福山雅治
映画「ガリレオ 真夏の方程式」の【あらすじ&映画感想】を紹介します!!
映画「ガリレオ 真夏の方程式」のあらすじ
小学4年生の少年・柄崎恭平(山﨑光)は、両親の都合で親戚が経営する旅館で、夏休みを過ごすことになり、電車で玻璃ヶ浦へ向かう。
その途中、電車の中で携帯電話を使用していた恭平は、見知らぬ老人からキツく注意をされていたが、湯川学(福山雅治)に助けてもらう。
湯川は「海底鉱物資源開発の説明会」のアドバイザーとして出席する為、玻璃ヶ浦へ行くことになっていた。
電車を降りた湯川は、恭平の親戚の旅館「緑岩荘」に偶然宿泊することになった。
同じ旅館に泊まっていた客の元警察官:塚原正次(塩見三省)が夜中に姿を消し、翌朝、海辺で変死体となって発見される。
県警は現場検証を行い、堤防から誤って転落した事故死の線が濃厚であると判断していた。
しかし、他殺の線もすてきれず、両方面からの捜査が進められていく。
映画「ガリレオ 真夏の方程式」の映画情報:キャスト
映画「ガリレオ 真夏の方程式」/2013年6月29日(日本、香港)、2013年7月4日(台湾)公開。
《キャスト》
・湯川学(福山雅治)
・岸谷美砂(吉高由里子)
・草薙俊平(北村一輝)
・川畑成実(杏、豊嶋花、青木珠菜)
・川畑重治(前田吟)
・川畑節子(風吹ジュン)
・仙波英俊(白竜)
・塚原正次(塩見三省)
・柄崎恭平(山﨑光)
・三宅伸子(西田尚美)
・柄崎敬一(田中哲司)
・多々良管理官(永島敏行)
・塚原早苗(根岸季衣)
・中川雅人(神保悟志)
・鵜飼継男(綾田俊樹)
・米山先生(筒井真理子)
《スタッフ》
《監督》西谷弘
《プロデューサー》鈴木吉弘、稲葉直人、古郡真也、大澤恵
《脚本》福田靖
《撮影》柳島克己
《編集》山本正明
映画「ガリレオ 真夏の方程式」の感想
①子供嫌いな湯川が、なぜか恭平に優しい。
実は、湯川教授は子供嫌いらしい。
しかし恭平と出会い、「何故かあの子だけは、蕁麻疹が出ない。」と言う。
恭平は湯川教授を「はかせー!!」と呼び、友達のように懐いている。
そんな恭平を鬱陶しく感じながらも一緒に行動する湯川教授がいいコンビに見えてきます。
色々な恭平の疑問に答える他に、「海の中が見てみたい」という恭平の為に「夏休みの自由研究課題」と称して「ペットボトルロケット」を作ってやり、携帯から海の中を見せる等、湯川教授は珍しくも世話焼きさんになったいました。
②前作と少しかぶるところがある。
前作「ガリレオ 容疑者Xの献身」に少しかぶっているような気がしたシーン。
今回は「子供の為」
前作は「隣人の為」
「罪をかぶり自首する」…というシナリオが似ていました。
どちらも、他人を思いやり、自分に罪を着せてワザと犯罪者になるわけですが…。
しかし、今回は人の為でも「罪のない人を計画的に殺害」してしまったというところは、凶悪な犯罪になってしまう。
そして少女であった成実は、不法侵入、脅迫、写真を強奪した伸子に「返してー!!」と追いかけた。
しかし、手には包丁を持っていたので殺意があったと思われます。
正当防衛にはならないだろうし…。
成実が海を守る理由も分かるが、病院で死期を待つ本当の父が一番やるせなくて涙がでました。
映画「ガリレオ 真夏の方程式」の感想まとめ
成実を中心にした家族がとても可哀そうだった。
そもそも、伸子が節子の居場所を突き止めなければこんな事にはならなかった。
そして、今回の映画で一番可哀そうだったのは、たまたま親の都合で親戚の家に遊びに来た恭平。
塚原を殺害する為、足の悪い川畑重治は恭平を利用した。
夕食時に湯川教授から「出汁(水)の入った紙鍋は何故燃えないのか」を教えて貰います。
この実験で、事件の真相に気が付いてしまった恭平。
(勿論、湯川も)
最後に恭平は「博士…。僕はいったい、何をしてしまったの?」と湯川を探しますが、湯川は旅館から去ってしまった後。
小学生が罪の意識で生きていかねばならないというラストが重いストーリーでした。